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書評 ビジネス

【書評】「武器としての決断思考」 瀧本 哲史

武器としての決断思考 (星海社新書)


2012年書評1冊目。


英語、IT、会計。

どのスキルも重要ですが、
今後の世の中を生きていくために最も必要不可欠なスキルは、
「自ら意思決定をして、決断力を身につけること」


一昔前まで当り前だった皆同じような出世コースを辿り、
社会も自然と右肩上がりで成長する「常識」や「あらかじめ決められたレール」は
今の時代にはもう存在しない。


仕事も家庭も、自分の人生をどうするかは自分で決めなければならず、
そのための「自分で答えを出すための思考法」の身につけ方を
著者が学生に教えている内容が授業形式で1冊にまとめられています。


自分で答えを出すための決断思考法は
単なるスキルではなくこれからの世の中を生きていく全ての人たちにとっての
「武器」と位置づけされています。

しかし、何割の人がこの「武器」を身に付けられるのでしょうか。



●読書メモ●

知識、判断、行動

知り得た「知識」を持って何かの「判断」に繋がらなければその「知識」に意味はない。
また「判断」が「行動」に落とし込めなければその「判断」も意味がない

エキスパートとプロフェッショナル

エキスパートとは、何か特定の分野で専門的な知識、経験を持っている人。
プロフェッショナルとは、何か特定の分野で専門的な知識、経験を持っており、
なおかつ横断的な知識、経験も持っていて相手のニーズに対して最適な
提案をできる人。

産業のスピードの変化が凄ましい現代においては
エキスパートの価値は今後落ちて行く。
求められる人材はプロフェッショナル。

ディベートのルール

「何をするか、どうするか」
ではなく、
「何をすべきか否か」
と二者択一になるよう議論を設定しなければならない。
前者では話題が無限に広がってしまい収集がつかなくなって
結論が出なくなってしまう。


どちらの結論に達するかはメリットとデメリットを比較し大きい方をとる

「メリット」
内因性 何らかの問題があること
重要性 その問題が深刻である
解決性 問題がその行動によって解決すること

「デメリット」
発生過程 行動をとったときに新たな問題が発生する過程
深刻性 その問題が深刻である
固有性 現状ではそのような問題が生じてないこと

客観を経て主観で決断するのがディベート思考



武器としての決断思考 (星海社新書)
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2012年1月20日 12:45 AM | カテゴリー:書評 ビジネス | コメント(0)

【書評】「憂鬱でなければ仕事じゃない」 見城 徹/藤田 晋

憂鬱でなければ、仕事じゃない

2011年書評49冊目。


恐らく今年最もタイトルに惹かれた一冊。

・仕事をラクにする○○
・仕事を午前中に片づける○○
・残業しないための○○

といったいかに仕事を楽に片づけるための、
効率良く済ませるための、ノウハウ本が巷にあふれていますが
全く逆張りのタイトル。


ぜひ読みたいと思っていたところ会社の本棚に置いてありました(笑)
見つけた瞬間カバンに入れて一気に読みました。


人間誰しも「楽」が好きで「楽」をしたがりますが
楽をして成功、結果を出すことなどありえない。

著者の2人の会話を読んで一層感じました。


楽をしながら結果を出して成功したい。
と思っている人は自分の考えがいかに間違っているかに
気付けると思います。


憂鬱で苦しいことがあってこそ始めて仕事で
それを乗り越えないと成長することなんてできないのですね。


では、
印象に残ったシーンをいくつかご紹介。



スムーズに進んだ仕事は疑え(P.46)


自分がスラスラと解ける問題は他の人も用意に解ける。そこでは差がつかない。
仕事もこれと同じで仕事がスムーズに進んでいる時、「うまくいっている」とは
断じて思うべきではない。

中略

大事なのは費やした時間ではない。仕事の「質」である。
多くの人が「無理」、「不可能」と考えることに身をよじって立ち向かい、克服する姿勢が大切。


自分の思う通りのスケジュールで思う通りにスラスラ事が進んで、、
とても気持ちのいいことだと思いますがそれは「他の誰でもできる」と
思って疑ってかからないといけないのですね。

もちろんその人のスキルがあってスラスラ事が進んでいる場合もあると
思いますがより成長するためにはやはり疑ってかからないといけない。
仕事の大小に関わらず「満足」した時点で終わってしまいます。



憂鬱でなければ、仕事じゃない(P.88)


憂鬱を好む人間などいない。
しかし一方で、憂鬱は大きな反発力を生む。
それに気づいた時、憂鬱は間違いなく仕事の糧となる。

中略

僕は朝起きると必ず手帳を開く。
自分が今抱えている仕事を確認するためだ。
そして憂鬱なことが3つ以上ないとかえって不安になる。
ふつう人は憂鬱なこと、つまり辛いことや苦しいことを避ける。
だからこそ、あえてそちらへ向かえば結果はついてくるのだ。


どれだけ憂鬱な要素を消そうと考えるのではなく
憂鬱なことが無いと逆に不安になる、という考え方に脱帽しました。

仕事の楽しさを糧に成長する人はよく見ますが
憂鬱を糧に成長する話は初めて聞きました。

本書のタイトルにもなっていますが
2人のこれまでを総称していると思います。
非常に重くて説得力がある言葉で、この言葉に出会えただけで
嬉しく思いました。



打率三割三分三厘の仕事哲学(P.172)


勝ったとき、成功したときこそ、
ここには次の負けを招く要因が潜んでいると思わねばならない。


野球選手は1試合に平均4回バッターボックスに立って、
1回フォアボールを選んで1回ヒットを打って、
そのサイクルでシーズンを終えれば三割三分三厘で
トップになれるそうですね。

でもそれがいかに難しいことか。
私は野球はしませんがやっている人はよく分かるのではないでしょうか。
それだけ毎回勝つことは難しい。

毎回勝つのではなく、
三打数一安打のアベレージをキープする。

勝った仕事には次の負ける要因が潜んでいると思い
注意して挑まねばなりません。


——————————————————–

普段「仕事が憂鬱で憂鬱で仕方ない」と思っている方も
この本を読んだら少しは救われる部分があるのではないでしょうか。

私も正直仕事が大変で憂鬱に思うこともありましたが
本書を読んだ後は「自分の苦しみや辛さなど2人に比べればまだまだだな」
と思いました。

上には上がいる。

という言葉がありますが、
苦しんでいる人にも上がいます。


なので自分もまだまだもっと苦しんでも死にはしない(笑)
もっと苦しもうと思いますし努力しようと思います。


そう、仕事は憂鬱なもの。
憂鬱の中に楽しさを見つけていきたいと思います。


●読書メモ

・小さなことにくよくよしろよ(P.14)

・「極端」こそわが命(P.58)

・天気の話でコミュニケーションを図るホテルマンは最低である。(P.102)

・スポーツは仕事のシャドーボクシングである。(P.210)


憂鬱でなければ、仕事じゃない
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見城 徹 藤田 晋
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2011年11月6日 10:30 PM | カテゴリー:書評 ビジネス | コメント(0)

【書評】「超!自分マネジメント整理術」 石田 淳



2011年書評47冊目。

先日、石田淳著「すごい実行力」の書評を書きましたが引き続き。
今回紹介する本は「超!自分マネジメント整理術」。

いい仕事は「整理」することから始まる。

この文面から本書は始まります。

但し、単に整理整頓をするという意味ではなく、
仕事の内容、身の回りの環境、頭の中、、
様々なカテゴリーを整理することにより「自分が掲げた目標に直結する行動を増やす」。
そのための整理術が本書で学べる「自分自身マネジメント整理術」です。


行動を具体的に「言語化」する。


定義付けをする。と置き換えても良いかもしれません。

特に仕事における行動は具体的に「言語化」しないと認識の違いが生まれます。
数値も交え他者が見ても同じ行動をとれる形にすることが重要です。

例えば、

「営業を頑張り新規客を増やす。」
ではなく

↓

「営業訪問数を前月より5件増やし新規客を増やす。」

というような感じです。
「頑張る」だけでは他人が見た場合の解釈が違ってきますが
「5件訪問」は誰が見ても同じ認識になります。



ピンポイント行動を増やす


自分が設定した目標を達成するためには何かしらの行動をとらなくてはいけません。
闇雲に行動を増やしても多少は目標達成に近づくかもしれませんが効率が悪い気がします。

その際に着目するポイントとしては、
「その行動が増やしたら成果が上がるかどうかを考える」こと。

その行動をすることにより成果が上がる行動のことを「ピンポイント行動」と
本書では定義付けています。

例えば、「ビジネスマンとして幅広い知識を身に付ける」という
目標を掲げていたとして、毎晩帰宅後に行う行動が下記だとします。

・TVを見る
・読書をする
・明日の仕事の下調べをする
・ネットサーフィンをする

「TVを見る」と「ネットサーフィンをする」は自分が掲げている成果に
直結しないため排除する必要があります。
一方「読書をする」、「明日の仕事の下調べをする」は目標に直結する
行動のため継続したり行動時間を増やすことが必要です。

行動を増やすか減らすかの判断基準は成果に直結しているかどうかです。



——————————————————–

すること、したいことが増えると足りないのはやはり時間です。
何か行動をするにも時間がもちろん必要で時間は有限です。

たまにする回り道ももちろん人生においては必要なことですが
それ以外の日々の仕事や自分がすべきことはより効率よく
ピンポイント行動に着目してこなしていきたいと思います。

身の回りの環境の整理、PCのデータ・ファイルの整理といった
整理術も載っているので単に整理整頓が苦手な方も読んでみて
よいかもしれません。



●読書メモ
・できる人とできない人の違いは数%の違い。

・他人に何か行ってもらいたい場合も
具体的に言語化して認識の違いが出ないようにする。

・トラッシュデイ
3か月に1度何が何でも段ボール1箱分のゴミを捨てる日を設ける。

・1日の時間割を意識する。


超! 自分マネジメント整理術 行動科学で3倍の成果を上げる方法
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2011年8月20日 10:30 PM | カテゴリー:書評 ビジネス | コメント(2)

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