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書評 スポーツ

「自然体」 遠藤 保仁




自然体‾自分のサッカーを貫けば、道は開ける (小学館101新書 22)




2010ワールドカップ予選リーグデンマーク戦で見せた
美しすぎるフリーキック。
そしてPK職人としても有名なヤット(遠藤 保仁)の著書です。

普段テレビ越しに見る彼を見ていて、
常にマイペース、周りに流されないでプレーしている。
という印象がありますが、その通り、ヤットの考え方、
サッカーや人生に対する姿勢がそのまま描かれている1冊です。


成功してても決して気取らず、タイトルにもある通り
いつでも自然体な気がします。


サッカーを知らない人でもすんなり読めるので、
読みながら彼の内に秘めた思い、考え方を感じていただきたいです。




サッカーは楽しむもの。

「サッカーは楽しむもの。サッカーを始めてこの1点の軸がブレたことがない。」
仕事でもそうですが、
楽しみながら取り組んでいる人はまぎれもなく
成果を残せるし、周りの仕方無く取り組んでいる人には
負けないのですね。
常にどう楽しむかを考えてサッカーに取り組んで来たヤット。
私も仕事や人生そのものを大いに楽しみたいと思います。



ミスしてもしょうがない。

「必ずミスは起こる。ミスしても一切引きずらない。
ミスを恐れて安全なプレーを選ぶことは誰にでもできる。
1回のミスでくよくよしている選手は上のレベルにはいけない。」

仕事でも何でもついミスを避けようと安全策をとりがちですが、
有名な人、成功する人って普通とは違う、難しい事に挑戦しているからこそ
良いパフォーマンスが出せている気がします。

ミスは誰でも犯すものなので、ミスの受け入れ方、
その後の気持ちの切り替え方が大事なのだと思います。



気持ちは熱く、プレーは冷静に。

「気持ちは熱く、プレーは冷静に。それがプロの流儀。」

最も彼らしさを感じた一文。
どんなときでも冷静にプレーをしていますが、
内には熱い思いを持っている。でもそれを見せない。
ぜひ見習いたいですね。



———————————————-

遠藤は普段は決して涙など見せないそうですが、
ワールドカップで負けたときはチームメイトと共に泣いてました。
気持ちのバランスが崩れてしまったのでしょうか。。

でも、それも仕方ない。
と思わせるほど素晴らしい試合だったし、
日本代表は素晴らしいチームだっと思います。

逆に普段は見せることのない涙を見せてくれて私は嬉しかったです。
これからも応援してます。


最後は少し本の内容からそれましたが、

ありがとう日本!
ありがとうヤット!


自然体‾自分のサッカーを貫けば、道は開ける (小学館101新書 22)
自然体‾自分のサッカーを貫けば、道は開ける (小学館101新書 22)



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2010年7月23日 9:01 AM | カテゴリー:書評 スポーツ | コメント(0)

野村ノート 野村克也




野村ノート

楽天監督ノムさんの本です。
知人に紹介されて読んでみたところとても面白かったので紹介。


TVで野村さんを見るときはいつも「マーくんが。。」と
ボヤいているイメージしかなかったのですが(笑)、
本書を読んでそのイメージが一新しました。


野球人として、監督としてとても明確なビジョン、信念を持っていて、
それを基に自分のチームや選手を育てている、ということが伝わりました。

野球の技術的な部分は理解が難しい箇所もありましたが、
(野球詳しくないので。。)
人生についての勉強をさせていただいた気分です。


小事が大事を生む

「小さい事柄を積み重ねて大きな目標にする」

毎日コツコツと、目の前のことを一生懸命こなし
やがて大きなことを達成している。

こういう考え方大好きです。
イチローも同じようなことを言ってますよね。


決断と判断

「決断と判断は違う。」
 ・決断:全く新しいこと、未知の出来事に挑戦するときに
      「覚悟」を持って行うこと。
     決断をする以上責任は自分で取る。
 ・判断:物事の判断をする際には知識量や修羅場の数がモノを言う。
     判断をする基準、根拠を持っているか。

人生には色々な場面で決断、判断をしなくてはいけない場面が
あると思いますが、その際にどれだけ自分に「覚悟」、「知識・根拠」があるか。
なんでも他人任せで行っていてはイザというときに何もできない気がします。
人生の主役は自分。
何をやるにしても自分ならどうするか。と
常にシュミレーションすることって必要だと思ってます。


監督は気付かせ屋

「監督は気付かせ屋でなくてはならない。
選手に判断基準を教える」

事実や結果だけを教えてもその人のためにならない。
正しい事実や結果を本人の考えで気付かせてあげるのが
デキる監督なのだと思います。

仕事でも同じですね。
こういう人に教えられた人って伸びるんでしょうね。



野村さんへの印象は変わりましたが、
TVの会見とかを見ると、やっぱり
「ああ、またボヤいてる」と思ってしまいます(笑)


野村ノート
野村ノート




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2010年7月6日 9:40 PM | カテゴリー:書評 スポーツ | コメント(0)

神の肉体 清水宏保




神の肉体 清水宏保

2006年トリノの荒川静香の金メダル。
2010年バンクーバーの浅田真央の銀メダル。

冬季オリンピックで思い出の残る場面は色々あると思いますが
私の中で、冬季オリンピックで真っ先に思い浮かぶのは、
98年長野オリンピックのスピードスケートで
金メダルを獲った清水宏保選手です。

何人も寄せ付けないロケットスタート。

見事金メダルを獲り、それをひとり親のお母さんにかけてあげた光景。

表彰式で一番高い位置に立っているのに
両脇の銀・銅の外国人の方が圧倒的に背が高い印象的な光景。



冬季オリンピックと聞くと、これらのシーンが自然と
浮かんでしまいます。
それほど印象深く、圧倒的に強かった清水選手の本番前の心境や
トレーニング風景を描いた作品です。


あれほどの選手がどういった心境でレースに臨んでいるか、
何を目標にスケートをしているのか、


当時を思い返しながら読んでもらいたいです。



ZONE 未知なる領域

集中力が極限状態まで高まった状態まで高まったとき、

「野球選手がピッチャーの球が止まって見える」
「素潜りの選手が水と体が一体になったことを感じた」

など、
アスリートが限界を一歩超えた後に訪れる未知の領域。
この領域のことを本書ではZONEと呼んでいます。

驚くべきことは清水選手がそのZONEの状態をレース前に
意図的に作り出していること。

その環境を作り出すために、
肉体的限界と心理的限界を近づけるための
想像を絶するトレーニング。

そうして清水選手は普段常人では意識しない筋肉や繊維の1本までを
奮い立たせています。



本番で失敗する

「限界レベルのスピードは決して練習では出せない。
違う次元に入るにはレースで試しレースで失敗するしかない。」

誰も本番での失敗を恐れますが、
清水選手は集中力が高まっている本番で限界レベルのスピードに挑戦。
そして、失敗(バランスを崩す、転倒)。
その感覚を身体で覚える。

と考えています。

何事にも失敗、そしてそれを乗り越える精神と努力が必要。



野生の動物を参考に

清水選手はあえてお腹を極限まで空かして、飢餓状態を作ります。

それは野生動物を参考にしてのこと。
「動物が最も潜在的なパワーを発揮するときは獲物を狙っているとき。
空腹にして精神を戦闘的にする。」

野生動物の行動思考も取り入れて実践してます。
戦うことに関しての能力は人間よりも動物の方がずっと
長けていることを知っていてのことでしょう。

清水選手以外の様々なスポーツのプロも皆、並はずれた練習量、メンタルを持っているかと思いますが
彼はそれよりも更に1つも2つも上のレベルで自らと戦い結果を出していると感じました。

上には上がいる。
そんな典型的な見本のような人だと思います。

そういえば、本書の中で、
当時、ライバルだったウォーザースプーンの世界記録を「あれはまだ遅い」と言っていて
その後、あっさりと世界記録を塗り替えた場面がありました。

遅いって。。
世界最高レベルの話なのに。
どの次元を見据えて清水選手は滑っていたのでしょうか。


よかったら読んでみてください。



神の肉体 清水宏保
神の肉体 清水宏保



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2010年4月17日 11:14 PM | カテゴリー:書評 スポーツ | コメント(0)

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