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書評 スポーツ

【書評】「自然体」 遠藤 保仁 vol.2




自然体‾自分のサッカーを貫けば、道は開ける (小学館101新書 22)


2011年書評48冊目。


しばらく振りの更新となってしまいました。
そして久しぶりの書評です。

書評と言っても再書評。
以前書評を書いたガンバ大阪、遠藤 保仁の自然体を再び読みました。

ちなみにこの本は私の2010年良書ランキングの第1位です。
今のところ人生で1番好きな本と言ってもいいかもしれません。

最近読書から遠ざかる生活が続いており
読書生活復活のための勢いをつけるために大好きなこの本を読みました。

やはりいいですね。
心の奥底からエネルギーが湧き出る感じがしました。

ヤットの考えや仕事(サッカー)に対する価値観が私が
目指す人生観とマッチしていて、彼のようなスタンスで仕事をして
人生を楽しく生きたいという私の目標にもなっています。
なのでこの本がとても好きです。


熱いけれど、サッパリしているところはサッパリしていて、
でもやっぱり熱いけれど外目にはそれを見せない。

そんな自然体な心、考えで人生を生きているヤットが
私にとってはとても眩しく目標でもあります。


私もそんな自然体で人生を歩んでいきたいと思います。
(私の自然体ってどんなだろう。。?)



前置きが長くなりました。。


前回の書評とは少し違う箇所に目がとまったのでその辺りを簡単に紹介したいと思います。



ミスを恐れるな


俺は、いつも「ミスしてもしょうがない」と思ってプレーしている。

中略

ミスを恐れて、安全なプレーを選ぶことはない。そういうプレーは誰でもできるプレーだし、
自分がピッチに立っていることの意味を理解しているなら、ミスを恐れずに自分のプレーを
出していくことが一番重要だからね。 P.86



自分がチームの代表の11人に選ばれてピッチに立っている意味、
これは会社で自分が雇われて仕事をしている意味とイコールな気がします。

なぜ自分がこの仕事をしているのか?
選ばれて行っている仕事に対して、成果を出すためにどのような働きをすべきか。
を自分を選んでくれた会社のために常に考える必要があると思います。

そのためにはミスを恐れて消極的になってはいけない。
もちろんやってはいけないミスもありますが、
ミスを恐れずに自分がいる意味を最大限発揮できる動きをしないといけないと思います。

分かっていても難しいんですけどね。


家族への恩返し


俺が不在の間、嫁は3人の子供の面倒を見ているわけでしょ。
それを考えたら少々、自分の体がきつくても休みの時は家族サービスをしないといけないし

中略

遠藤家の休みは家族優先。それで嫁がいい気分になってくれると、
俺はまたサッカーに集中できるからね。 P.180



私にはまだ子供はいませんが、家族はいます。
そしてヤット同様に休みの日には家族と過ごすことを優先に考えるようにしています。

上記の文章を引用したのはヤットが家族からの支援を大切に思っているから。
家族からの支援ってついつい忘れがちになってしまうと思います。

私も毎日ご飯を作ってもらったり、仕事で着るワイシャツにアイロンをかけてもらったり、
他にも色々な家事をしてもらったりしていますが時にはそれが「当たり前」のことのように
感じてしまっていることがあります。

でもそれは決して当り前ではありません。
たまに嫁が出かけて1人のときにはそのありがたみが良く分かります。

平日仕事があるときはどうしてもサービスしてあげられないから
せめて休日くらいは今よりももっとサービスしてあげたいですね。
(今はまだ自分中心に考えてしまっている時が多々あると思います。
ダメな夫です。。orz)

これで子供ができたらどうなるんだろうなぁ。

私は子供が好きだから多分、あまり遊びとかに行かなくなって
今以上の家族サービスするようになるだろうなぁ。
(なんてね)


人生、ダメでもともと


先生が「人生、ダメでもともと」と教えてくれた。

中略

それから、
「別に失敗してもいいし、失敗してもその後どうしたらいいのか考えればいい。
人間だからミスしても仕方ない。ちょっとしたミスぐらいで何をガタガタ言っているんだ。」

って思えるようになった。 P.181



上述した「ミスを恐れるな」と似ていますが、
この本を読んでいて思うことはヤットはミスや失敗の類に一切の恐れを抱いていないこと。

成長するために最も効果があることはミスや失敗を重ね、反省し、乗り越えることだと
私は思っていますが、人間は誰しも失敗を恐れます。私も失敗は怖いです。

ですが、ヤットはあえてそれを受け入れ、乗り越えて成長していると思いますし、
そのスタンスこそが彼の「自然体」な姿だと思います。

そう、
人生、ダメでもともと

私ももっともっと失敗していかないと。

——————————————————–


余談ですが、
私が普段仕事で使う会社の名刺の裏に好きな言葉や好きな本を書く欄があるのですが
(1人1人違います)好きな本の箇所にはもちろんこの「自然体」を書きました。


どんな理由でも構わないのですが自分が心の底から好きだと思える本がある
ということはとても幸せなことだと思います。


これからも読書を続け、数々の良書と出合うと思いますが
何年経ってもこの本は読み返しその度にエネルギーをもらうと思っています。


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2011年10月29日 10:41 PM | カテゴリー:書評 スポーツ | コメント(0)

【書評】「心を整える。」 長谷部 誠




心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣


2011年書評37冊目。


サッカー日本代表キャプテン、長谷部の本を読みました。


「心を鍛える、心を強くする。」
とよく自己成長本に書いてあるのを見かけますが、
長谷部の考えは少し違います。

いつでも万全の状態でパフォーマンスができるように
心を「整える」ことを常日頃からしっかり行っている。

鍛えあげるのではなく心が乱れないようにメンテナンスする
というイメージです。


その長谷部が仕事、私生活で習慣にしている56の習慣が載っています。
(他にもサッカーには関係無い、好きな著書、好きなミスチルの曲など
面白い内容も載っています)


プロスポーツ選手なので、もちろん自己の体調管理等は
気にしているのでしょうが、それ以上に心のケアに人一倍気を使い
いつでも最高のパフォーマンスを行うよう努めている。
そんな彼の姿勢が本書の至るところから感じることができ、
なぜ彼が若くして日本代表のキャプテンを任されているか
が分かった気がしました。


では、印象に残った場面をご紹介。


読書で質問への瞬発力を上げる


長谷部は読書家で、読書の大切さを取り上げています。
(好きな著書も紹介されていて私はぜひ読んでみようと思います!)

キャプテンとなり、
マスコミに取り上げられ、インタビューを受ける機会も増えた。
インタビュアーからの鋭い質問へ答えなくてはいけませんが、
特に彼の場合、1人のスポーツ選手ではなく、
チームの代表者としての意見
を求められます。

そのような質問への瞬発力、対応力も読書を通じて
身に付けたと書かれてあります。

これは私も読書を続けて感じたことなのですが、
読書を続けるとまずボキャブラリー、そして
文章の構成力が身に付くと思います。

1冊、2冊読むだけではダメですが、
長らく読書の習慣を続けると確実に身に付きます。


私事に反れましたが、、
長谷部は読書を重ねることで質問への瞬発力を身に付け、
チームの顔として恥じないコメントをインタビューで
残すことができたのだと伝えています。

読書から質問への瞬発力という発想が珍しかったので
心に残りました。




敗戦直後の立ち振る舞い


本書の中で昨年の南アフリカワールドカップ印象的な写真が載っています。
決勝トーナメントの1回戦でパラグアイ相手にPK戦で敗れた
直後の写真です。

敗れた瞬間、日本イレブンが崩れ落ちる中、
長谷部1人だけキーパーの川島に歩み寄っていくシーンです。

そのときの彼の顔はとてもスッキリとしていて
若干笑っているようにも見えます。

この瞬間、自分でもなぜこのような行動をとったのか、
なぜこのような顔をしているのか自分でも分からないと
書かれていました。


本書では長谷部が常にチームや日本サッカーを
未来へ牽引しようとする姿勢が随所に見られます。
私はそんな彼だからこそ、負けたあの場面、瞬間から
「今」が終わり「未来」へ向けてまたイチから歩き出すための
牽引役を率先している
のかな、と思いました。


常に最悪の事態を想定している。
とも書いてあり本心は分かりませんが、
最初から最後まで頼れる長谷部を見ることができます。



オススメの1冊です。





最後に南アフリカワールドカップの帰国会見の動画を。。



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2011年5月9日 10:30 PM | カテゴリー:書評 スポーツ | コメント(0)

【書評】「試練が人を磨く 桑田真澄という生き方」 桑田 真澄




試練が人を磨く 桑田真澄という生き方 (扶桑社文庫 く 8-1)

2011年書評22冊目。

元プロ野球選手、桑田真澄さんの著書。

タイトルにもある通り、
桑田さんは試練(悩みや苦悩も含めて)が人を磨き成長させる、
ということを思い人生を生きてらっしゃいます。


野球選手としても大変有名で数々の功績を残した方ですが
本書ではあまりご自身の功績については触れておらず、
タイトル通り、どのような苦労を重ねたか、どのような試練に直面したかを
主として書いてらっしゃいます。


借金に苦しんだ時期、
怪我に苦しんだ時期、
自殺しようと悩んだ時期、


悩み苦しんだ時期も長いがそれも
元を辿れば野球が、仕事が好きだから、目標や好きなことに向かって
努力している自分が好きだから
乗り越えることができた。
と言っています。

ここまで言うのか、というほど自身の野球好きについて
書かれてあり、私は「野球が好き」系のタイトルでも
よかったのでは?と思いました(笑)


桑田さんは好きなことを仕事にして人生を楽しんでいる
プロフェショナルです。


では、印象に残った箇所をご紹介。


「人間力」を磨く

人間力というのは、全てのことにありがたいと思える心を持ち、
いつも毅然とした態度で、常に気持ちが大きくなんともいえない
大きさを感じさせる人間に、備わっているもの。
人間力には到達点はない。無限で限界がない。そこに少しでも近づきたい。


資格だったり、スキルだったり、技術だったり、、
そのような目に見えやすい能力も大事だと思いますが
私は桑田さんの考える人間力を磨く考えに賛成です。

数値化して表すことができないものなのですが、
持ってる人はその人が発するオーラのようなものから
感じ取ることができると思います。

以前、「仕事もお金も情報もみんな「人」からやってくる!」 の書評の中で、
「見るのはリストではなくオーラ」ということを書きました。
オーラと人間力はイコールで結びつくと思っています。

数値化できないし、目には見えないけど
感じることはできる。

私は人との繋がりの中で重視するのはこの人間力です。
(人間力に対する定義は人それぞれ違うと思います)

メールの文面や電話の話し方である程度
感じることもできるかもしれませんが
やはり直接会って話すことが1番確実。

なので私は出来る限り色々な人と会いたいと思っています。

そして自分自身も
人間力が備わっている人間になりたいと思います。


「野球が好きだ!」というのが桑田真澄の誇り。

こんなことが私も言えれば良いなというくらい
ステキな一文です。

彼の人生は野球に始まり、野球が全てということを
感じることができました。

今までもこれからも野球を愛する気持ちが
衰えることは無いのだと思います。

仕事をしている全ての人にとって
限りなく理想に近いのではないでしょうか。




桑田さんの他にもスポーツ選手が書かれた本を読んできましたが
どの人にも負けないほど仕事(野球)への「好き」という気持ちが
伝わってくる本です。
(普段TV等で見る姿からはギャップを感じました)


また、本当に好きなことを仕事にするのは羨ましそうに見えて
実はすごく大変で、でもやはり素晴らしいことだというのを
改めて教えてくれた一冊です。


試練が人を磨く 桑田真澄という生き方 (扶桑社文庫 く 8-1)
試練が人を磨く 桑田真澄という生き方 (扶桑社文庫 く 8-1)


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