「告白」 湊 かなえ

最近話題だった「告白」を読みました。
これだけ力のある物語を読んだのは久しぶりで、
最初から最後まで一気に読んでしまいました。
愛娘を自分のクラスの生徒に殺された中学教師が、
HRで犯人が犯した娘への殺人手法、そして犯人への復讐を告白。
その後、犯人自身、犯人の友人、家族たちがそれぞれ違った角度から
事件の真相を告白、真実へと迫っていくストーリーです。
物語自体、もちろん面白いのですが、
私がこの本を読み終えて感じたことは、
誰が被害者で、誰が加害者なのか。
何が正義で、何が悪なのか。
が全く分からなかった、ということです。
何一つ解決しないまま、物語が終わってしまっている気がします。
最終的に作者はこの作品を通して何を言いたかったのだろう?
イジメ、殺人、復讐、親殺し、、、読後感は悪いですが、
読んで、「命」、「人間」について考えてみても良いと思います。

小説を読んだ後、映画も見ました。
※少しネタバレあります。
松たか子と木村佳乃の怪演が印象的。
特に、一番怖かったシーンは木村佳乃の
息子を殺すために包丁を選ぶシーン。。
これは背筋が凍り、純粋に「怖い」と思いました。
脚本・設定のせいなのか彼女の演技のせいなのか
分かりませんが最高に怖いシーンです。
見た方なら多分分かっていただけるかと思います。。
映画を見るなら小説を読んだ後がおすすめです。

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
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