「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?

長い長いタイトル、そしてページ数もやたら長い本です。
一般の読者が村上春樹さんに様々な490個の質問をぶつけ、
それに村上さんが1つ1つ丁寧に、ときには大雑把に(?)
答えて行くQ & A 方式の著書です。
やはり、名小説家。
実に的確で威厳のあるアドバイスをするときもあれば、
中には、読者の質問に(いい意味で)砕けた答え方をしたり
自分の代わりに猫マーロウさん(詳しくは本書で)に答えさせたり、、、と
一見いい加減な受け答えに見える応対もありますが、
実はそれがその質問に対しての最も適した答え方なのかな、
と思わせられるところが彼の文章を読んでいるだけで
不思議と伝わってきました。
質問には、村上さんに関すること、読書に関すること、勉強に関すること、
異性関係に関すること、、、、、
様々です。
仮に村上春樹を好きで無い人も気軽に楽しく読める本です。
この後、彼の作品を読んでも、また印象が変わるかもしれませんね。
ちなみに私は、「アフターダーク」が好きです。
「1Q84」はまだ読んでません。。。
ではここで、
私が本書で心に残った文章をいくつか紹介。
1.「もし嫌なことがあったらどうする?」という質問に対する答え
(村上さんは走ることが趣味なので)嫌なことがあったら余分に走る。
いつも10キロだったら11キロ、そうするとその余計に走った分だけ強くなる。
嫌なことがあった分だけ強くなる。そう思うと少し楽になる。
2.「座右の銘は?」という質問に対する答え
「腹が立ったら自分にあたれ、悔しかったら自分を磨け」
3.「本を読み終えたときに何を思うか?」という質問に対する答え
良い本を読んだ後は著者に電話をかけたくなる。でも簡単にはかけられない。
でも心の中ではひそかにかけることはできる、そしていつまでもかけつづけられる。
それが小説の良いところ。
私は2.が好きです。
腹が立っても、悔しくても決して人にせいにせず、
それをバネにして成長しようとしている。
とても器が大きい人の考えだと思います。
ぜひこのような考えのできる人間になりたいと思いました。
よかったら読んでみてください。
【評価】
★★★☆☆

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